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アップルが、お金の使い方を変えようとしています。IT技術を使った自動決済金融サービスを展開していこうとしています。
アップルが本気になれば、銀行やカード会社は、冷汗ものです。すでに、アップルが複数の大手銀行と交渉に入ったと報じられました。
事実ならばペイやベンモなど、既存のサービスと競合することになります。アップルがiPhoneでスムーズに機能する決済サービスを導入できるなら、モバイル決済は急成長し、使う側にとっても便利です。電子マネーも今より、普及します。
短期的には、銀行は、アップルとの連携をして、手数料をアップルに支払うことになると思います。アップルのブランド力で取引量が増えれば銀行も手数料収入は増え、ウィンウィンです。
長期的には、銀行は、顧客の資金管理という役割をアップルに奪われる可能性もあります。それは、どの程度まで銀行と顧客データを共有するかによります。
銀行が決済業務をアップルなどに譲れば、住宅ローンといった金融商品を売る力が損なわれる可能性がありますが、それはないでしょう。
これをすると、銀行が消費者と直接の結び付きを失い、アップルと手数料を分け合わなくてはならなくなると、利幅はさらに縮小することになってしまうからです。
しかし、すでにAirbnbなど、シェア・エコノミーの原動力となるアプリの多くは、アプリ上で自動的に支払いを済ませてしまっているのが現状です。